Exhibition

第一次三カ年計画(2020-2023) Tatekawa Kiyoshiro film collection 28・29・30

立川清志楼

2023.1.29

2020年7月から続く映像作家 立川清志楼の実験映像上映会を開催。立川は、主に動物園を撮影した映像に実験的試行を施し、物語性を排除した物質的な映像作品を制作し継続的に発表している。実験映画制作プロジェクト「第一次三カ年計画」は現在まで147本の映像を制作・上映してきた。今回、Tatekawa Kiyoshiro film collection 28・29・30として新作15本をシングルスクリーンとインスタレーション2種類の形式により同時上映する。
 ロラン・バルトはかつて『文学的営為は、表現・表出力・反映の営みではなく、模倣・無限的コピーの営みである』と語っている。模倣・無限的のコピー、まさに自分の作品のことだ。これは表現ではなくコピーなのだ。作家の個性など幻想だ。コピーによるコピー、コピーの連鎖から作品が生まれる。個人が何者かのコピーであるならばコピーが作品となるのだ。世界に対する無限的コピーこそ作家活動の本質である。立川清志楼


■Tatekawa Kiyoshiro film collection 28 
 ①14:00~14:38 ②17:00~17:38

■Tatekawa Kiyoshiro film collection 29
  ①15:00~15:40 ②18:00~18:40

■Tatekawa Kiyoshiro film collection 30
  ①16:00~16:40 ②19:00~19:40

 

開場

13時45分

各作品15分前

 

Tatekawa Kiyoshiro film collection 28・29・30(各2回)14時から20時

 

無料

 

公式サイト

https://tatekawa-kiyoshiro.com/

 

お問合せ

mail@tatekawa-kiyoshiro.com

 


立川清志楼(写真家・映像作家)
■展示:映像インスタレーション展『彼(私)から見える世界』(2022年イメージフォーラム・シネマテーク)モメラス実験公演『彼(私)から見える世界』(2021年BUoY)「網膜反転侵犯」(2021年MEM)「写真新世紀展」(2020年、2019年東京都写真美術館)
■上映会:「第一次三カ年計画」(2020年~イメージフォーラム・シネマテーク、Alt_Medium、Ko Murobushi Archive Cafe”Shy”、BUoY)「material zone=物質地帯」(2020年横浜美術館ほか)「~映像と斜陽」(2020年scool)
■受賞:「写真新世紀2020年度優秀賞」(オノデラユキ選)、「写真新世紀2019年度佳作」(安村崇選)