Exhibition
AMSEA
2020.3.13 - 3.22
エミリー・ディキンソン(1830年- 1886年)は人生の大半を生家の中で過ごし、詩を書き続けたと言われています。死後にその多くが発見された1700篇にのぼる彼女の詩のうち、76の通し番号がつけられたExultation is the goingで始まるものは、陸に住むものが海に出ることの喜びをうたっています。見たことのない土地や未来に対する喜びや希望と同時に、特定の環境にとどまるなかで抱く苦悩について考えることができるしょう。
現代では、テクノロジーの発展に伴う交通手段の多様化により、人の「移動」は活発化しています。夢想するだけでなく、さまざまな場所に容易に赴くことができるようになった一方で、意に反して移動を強いられる人々や、望まない土地に停滞を余儀無くされる人々もいます。
6名の作家による展覧会と3つのツアーを通して、人々の移動や停滞に焦点を当て、地球上に遍在する制約の中でいかに生きるのかを問いかけます。
2020 / 3 / 13 / Fri. — 22 / Sun.
13:00 — 20:00(22 / Sun. 11:00-15:00) 入場無料 予約制
金仁淑
Insook Kim
《The Real Wedding Ceremony》(インスタレーション、東京都写真美術館、2018)
いくつもの文化の狭間に生きる人々や地域のコミュニティをとりまく歴史や伝統、継承、教育、家族の問題などを通じて、多様なアイデンティと人々の関係性に着目するプロジェクトを行う。2003年から韓国と日本を拠点に制作活動を展開し、 国内外の芸術祭や美術館へ招聘される。国立現代美術館(韓国)、デュッセルドルフ市(ドイツ)などが運営するアーティスト・イン・レジデンシー・スタジオで滞在制作し作品を発表。 主な個展に「sweet hours」(光州市立美術館、韓国、2008)、 「Retelling Tales of the Cherry Blossoms」(MIO PHOTO AWARD PRIME、大阪、2014)、「House to Home」(CAN Foundation Old House、韓国、2015)、「Between Breads and Noodles」(BMW Photo Space、韓国、2018)、グループ展に大邱フォトビエンナーレ(韓国、2014)、「ゴー・ビトゥイーンズ展:こどもを通して見る世界」(森美術館、2014)、 「Family Report」(京畿道美術館、韓国、2017)、「愛について アジアン・コンテンポラリー」(東京都写真美術館、2018)など。
進藤冬華
Fuyuka Shindo
《移住の子》(2018年、展覧会風景)
札幌を拠点として、北海道の歴史や文化に関わる作品を多く制作。リサーチをベースに様々なメディアを用いる。現代に生きる人々が、過去に起こった出来事や過去に生きた人々とどう向き合うことができるのかを作品を通じて問いたいと考えている。近年の活動に2019年「進藤冬華 移住の子」(モエレ沼公園、札幌)、「Parallax Trading」(das weisse haus, オーストリア)、2015年「鮭のウロコを取りながら」(北海道立北方民族博物館、網走)、2014 年札幌国際芸術祭2014「センシング・ストリームズ」(札幌駅前通地下歩行空間)。2016年Asian Cultural Council (ACC) 個人助成。国内外の様々な展覧会やアートプログラムに参加。
田口行弘
Yukihiro Taguchi
《discuvry》(2013-2014年ベルリン、46分、ビデオ )
1980年、大阪府生まれ。東京藝術大学美術学部油画専攻卒業。2005年よりドイツ・ベルリンに活動の拠点を移す。ドローイング、パフォーマンス、アニメーション、インスタレーションとそれらの過程が混然一体となった「パフォーマティブ・インスタレーション」に注目を集める。とりわけ公共空間において他者との関わりを誘発する作品は高い評価を得ており、世界各地での国際展やグループ展への参加も多い。
2013年、パートナーとの共同作業によるべルリンの空き地に家を建て生活するプロジェクト「Discuvry」を展開。2014年に強制退去されるも、デンマーク、金沢から招待され、家ごと引っ越しプロジェクトを継続中。
田中良佑
Ryosuke N. Tanaka
アーティスト。1990年香川県生まれ。東京都在住。東京藝術大学大学院修士課程美術研究
科壁画専攻修了。「社会の中のそれぞれの『私』」という言葉を大切に、この世界で生きるそれぞれの人生の可能性を探る。主な参加展覧会に、「working/editing 制作と編集」(東京, 2020)、「Hello/ enter」(東京/シンガポール, 2020)、「風景泥棒」(京都, 2019)、「不正經調査局 Nonsense Agency」(高雄, 台湾, 2019)、「As a flower」(東京, 2018)、「西荻映像祭 2017- 不可分な労働と表現-」(東京, 2017)など。
友政麻理子
Mariko Tomomasa
新作イメージ
現代美術家、映像作家
人々のコミュニケーションの過程にあらわれる「型」をキーワードに、作品制作を行う。父と娘の食事中のやりとりや、やまびこや輪踊りのような風習をモチーフに、公私や虚実のあわいから、他者との相互理解の成り立ちを探り、新たな関係を開く作品制作をしている。また近年は市民が自主映画と映画祭をつくるプロジェクト「知らない路地の映画祭」(2015-現在、足立区、東京)、「潟の夢映画祭」(2015-現在、新潟市、新潟)に取り組んでいる。
主な個展に「與父親共餐」(寶藏巖國際藝術村、創意小客廳、尖蚪、台北、2013)、「近づきすぎてはいけない -Have a meal with Father-」(TALION Gallery、東京、2015)、「美しい話」(TALION Gallery、東京、2019)「よろっとなすベースキャンプ」( 水と土の芸術祭2018 市民プロジェクト地域拠点プロジェクト、コミュニティースペース・とよさかベースキャンプ 、新潟、2018)、グループ展に「水と土の芸術祭2015、2018」(新潟市ベースキャンプ他、新潟、2015、2018)、「もう一つの選択」(横浜市民ギャラリーあざみ野、神奈川、2015)などがある。アートアクセスあだち 音まち千住の縁「千住・縁レジデンス」レジデントアーティスト(2015-2020現在)。
ナウファス・ラミレス・フィゲロア
Naufus Ramírez-Figueroa
《Incremental architecture》(2015年、12:41、ビデオ)
1978年グアテマラ生まれ。内戦によってグアテマラからカナダへ移民として渡った。時の政権が権力を持ち、建築物を立て、それがもろくも崩れ去る様子をまのあたりにした彼は、建築にひそんでいるイデオロギーや搾取の歴史と、その無益さを生き生きとパフォーマンスしている。2006年エミリーカー大学(カナダ)学士。2008年シカゴ美術学校(アメリカ)修士。2013年ヤンファンエイクアカデミー(オランダ)研究員。2017年グッゲンハイム美術館。2016年サンパウロビエンナーレ。2015年リヨンビエンナーレ。2014年光州ビエンナーレなど。
企画 : 石井礼花/Ayaka Ishii、河合美緒/Mio Kawai、長谷部友子/Tomoko Hasebe、寺江圭一朗/Keiichiro Terao、杉田モモ/Momo Sugita、杉本克哉/Katsuya Sugimoto、芹澤采/Aya Serizawa、西田祥子/Shoko Nishida、濱道めぐみ/Megumi Hamamichi、BARBARA DARLINg、井上文雄/Fumio Inoue
主催:AMSEA( Art Management of Socially Engaged Art|The University of Tokyo) mail|amseaut@gmail.com 2019年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業
Copyright © Exultation is the going. All rights reserved.
※ 新型コロナウイルス感染症については,日々状況が変化しているところであり、状況変化に伴って開催中止も念頭に入れながら対応を変更いたします。 つきましては最新情報を下記ペWEBでご確認いただきますようお願い申し上げます。
WEB
https://eitg2020.blogspot.com/
新型コロナウイルス感染症の流行に伴う対策について
『会場の人口密度を高めない工夫として、ご予約制といたしました。」(2020年3月5日更新)
会場の人口密度を高めない工夫として、ご予約制といたしました。
ご来場いただく際には、下記のご希望の日時のフォームから必ずお申し込みください。
お申し込みいただいた時間枠での入退場は自由となります。
各回定員20名
2020/3/13/Fri./13:00-16:30
https://forms.gle/UQd3hQWdEgUHNBJn8
2020/3/13/Fri./16:30-20:00
https://forms.gle/qx7UJ3wZcUyzVRiV9
2020/3/14/Sat./13:00-16:30
https://forms.gle/W1GpuNKqZQ2v142v7
2020/3/14/Sat./16:30-20:00
https://forms.gle/s1PzyVJHEvfk6nMs6
2020/3/15/Sun./13:00-16:30
https://forms.gle/6EDNNfMdhawVPcuQ8
2020/3/15/Sun./16:30-20:00
https://forms.gle/Rxj7He1Jd2aP8Zbc7
2020/3/16/Mon./13:00-16:30
https://forms.gle/tzri4wjHiQuJxLov7
2020/3/16/Mon./16:30-20:00
https://forms.gle/3Jbb8xgdT5vFPt846
2020/3/17/Tue./13:00-16:30
https://forms.gle/DHQNdLcAtmAy7tfJ6
2020/3/17/Tue./16:30-20:00
https://forms.gle/67tdNUGh9Nrm7Mqs5
2020/3/18/Wed./13:00-16:30
https://forms.gle/tNGP7wmJDMcrrJFC8
2020/3/18/Wed./16:30-21:00
https://forms.gle/By55oS8zD2rXi3du5
2020/3/19/Thu./13:00-16:30
https://forms.gle/sYw7aafVVGcm7wy78
2020/3/19/Thu./16:30-20:00
https://forms.gle/U6hsNRDo576GsNNBA
2020/3/20/Fri./13:00-16:30
https://forms.gle/VzUfj2bNDbZW7WLa8
2020/3/20/Fri./16:30-20:00
https://forms.gle/wX33p2zFDiQXeBDd7
2020/3/21/Sat./13:00-16:30
https://forms.gle/kBjoof1RFKDCQpDv9
2020/3/21/Sat./16:30-20:00
https://forms.gle/wRuzmK9FbJsaRptc6
2020/3/22/Sun./11:00-15:00
https://forms.gle/RqCy9nQiVKMJx2AK9
ご来場にあたっては、以下の対策にご協力いただきますようお願い申し上げます。
感染防止のために、スタッフがマスクを着用する場合がございます。
受付にてアルコール消毒液を設置いたします。ご来場の際にはご使用いただきますようお願い申し上げます。
感染予防対策として、咳エチケットうがい、手洗いの励行、マスクの着用など、協力をお願いいたします。
体調がすぐれないお客様、くしゃみ・咳・発熱の症状のあるお客様は、外出をお控えください。
厚生労働省が推奨する咳エチケット https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000187997.html
新型コロナウイルス感染症については,日々状況が変化しているところであり、状況変化に伴って開催中止も念頭に入れながら対応を変更いたします。
つきましては最新情報を本ページでご確認いただきますようお願い申し上げます。
皆様のご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
Exhibition
2025.02.17-02.25
はいてきたいき
はいてきたいき
Theater
2025.2.5-9
ランプとブレーキ
TOKYO笹塚ボーイズ
Music
2025.01.25
ラッキーオールドサン 新年会ライブ in BUoY
SR_BLUE
Theater
2025.1.16-1.19
べろべろガンキュウ女Season3#2「道玄坂PINKVIBE」
べろべろガンキュウ女Season3#2「道玄坂PINKVIBE」
Theater
2025.1.10-1.12
酔ひどれ船企み事其之肆「父と暮せば」
酔ひどれ船
Theater
2024.12.21 -12.23
『ファジー「yours」』
TeXi's